10月20日(土)、PV-Net群馬地域交流会主催の「2019年問題セミナー」が開催され、代表の都筑が「2019年問題と太陽光発電の新たな可能性」をテーマに講演を行いました。
2019年11月、固定価格買取制度(FIT制度)の余剰電力買取が10年の満期を迎えるにあたり、「PV設置者は何をすべきなのか?」「有利な売電先としてどんなところがあるのか?」「売電ではなく最大限自家消費を目指す方法」「余剰電力の売却に関する今後の展開」など、2019年問題への対応や国としての方針などについて紹介されました。
さらには、FIT制度から解放された太陽光発電の将来図や期待として、PV-Netも実証実験に参画している環境省のブロックチェーンを活用したCO2削減事業の報告や、電力の生産者であり消費者でもあるPVプロシューマーの役割と(再エネ主力電源化実現に不可欠な)セルフメンテナンスの重要性など、さまざまな具体案の発表がありました。
参加者からは、FIT卒業にあたってベストなシステム・蓄電池の組み合わせや、(小規模な太陽光発電をまとめて制御して1つの発電所のように利用する)仮想発電所実現の可能性、中部電力などで実施が検討されている「電力の預かりサービス」に関する質問があがり、活発な議論が展開されました。また会場には、テレビ東京・ワールドビジネスサテライトの取材班が訪れるなど、2019年問題というテーマへの関心の高さも伺えました。当日の模様も含めた「太陽光発電特集」は、10月29日(月)23時よりテレビ東京系列で放映される予定です。